xyoshio選手に関するご報告(続報)

弊チームは、2022年11月9日、「xyoshio選手に関するご報告」を発表しました。その際、弊チームの方で調査中とご報告しました「某ストリーマー様に対して、暴言及びオーバーキル行為を行っていたことについて」につき、事実確認及び調査を終えましたので、その旨ご報告いたします。事実確認及び調査、発表までに時間を要しましたこと、心よりお詫び申し上げます。

弊チームは、本日まで、xyoshio選手に関する某ストリーマー様に対する過去の行為(弊チーム所属前の行為)について、相手チーム様と協力し、詳細な事実確認及び調査を進めて参りました。以下、事実確認及び調査により判明した事実につきご報告をさせていただきます。
なお、本報告は、xyoshio選手が過去に実施した行為であることにつき、虚偽を述べていないものとして誓約している内容となります。

①事実確認及び調査方法

・xyoshio選手自身への聴取

・第三者からの報告

・某ストリーマー様が当時属していた相手チーム様との協議

②事実確認及び調査概要

弊チームがxyoshio選手に関して、調査した内容は下記となります。

⑴ 某ストリーマー様に対して、オーバーキル行為を行ったことについて

⑵ 某ストリーマー様に対しての暴言について

⑶ 某ストリーマー様のなりすまし行為を行っていたプレイヤーとの共同プレイについて

⑷ 某ストリーマー様に対してのゴースティング疑惑について

⑸ xyoshio選手の某ストリーマー様に対しての個人的な攻撃について

③事実確認及び調査の結果判明した事実

⑴ 某ストリーマー様に対して、オーバーキル行為を行ったことについて

【結論】

xyoshio選手が、弊チームに所属する前の2021年末頃、某ストリーマー様パーティーメンバーにオーバーキル行為を行ってしまったことは事実であることが判明しました。

【判明事実】

当時、xyoshio選手は、フレンドとAPEX LEGENDS(以下「APEX」といいます。)をプレイした際、某ストリーマー様パーティーとマッチングすることが多く、マッチにおける強豪ライバルパーティーとして認識していました。某ストリーマー様パーティーとは幾度となく接戦状態がありました。そして、xyoshio選手パーティーが勝利した際、xyoshio選手は、ライバルパーティーに勝利することができた嬉しさのあまり、某ストリーマー様パーティーメンバーの一人にオーバーキル行為を行なってしまいました。

なお、xyoshio選手は、某ストリーマー様パーティーメンバーの一人に対してオーバーキル行為を行なったものの、某ストリーマー様に対して直接オーバーキル行為をしたものではありませんでした。某ストリーマー様に対する直接的なオーバーキル行為は、xyoshio選手パーティーのフレンドの一人が行なったということが判明しました。

【弊チームの見解】

上記判明事実に鑑みると、xyoshio選手は、某ストリーマー様に対して直接オーバーキル行為をしていないことになりますが、パーティーメンバーの一人に対して、オーバーキル行為をしたことは事実であるところ、非難されるべき行為に及んでいたものといえます。

弊チームとしては、APEXが対人戦闘ゲームであり、プレイヤーがプレイしていることに鑑みると、相手プレイヤーに対して不快感を与えるようなプレイをすることは控えるべきであり、オーバーキル行為も相手プレイヤーに対して不快感を与えるようなプレイに該当するものと判断しております。
また、プレイヤーが、例えオーバーキル行為を特定のプレイヤーに対してしていなかったとしても、特定のプレイヤー以外のプレイヤーに対して、オーバーキル行為をしていたのであれば、非難されるべきであると判断しております。
さらに、例え自身が、オーバーキル行為をしていなかったとしても、自身のパーティーメンバーがオーバーキル行為をしていたのであれば、かかる行為をしないよう注意するべきであるところ、注意をしていないのであれば、パーティメンバーのオーバーキル行為を黙認していたものとして、上記同様、非難の対象行為に該当するものであると判断しております。
上記行為をしたプレイヤーは、個別の相手方及び相手方パーティー全体に対するオーバーキル行為をしたものとして、非難されるべきものであると判断しております。

本件において、xyoshio選手が、某ストリーマー様に対して、オーバーキル行為をしていなかったとしても、xyoshio選手としては、オーバーキル行為をやめるよう注意するべき立場でありながら、注意をしなかったものであり、パーティーメンバーのオーバーキル行為を黙認していたともいえます。

そのため、弊チームとしては、xyoshio選手は、某ストリーマー様のみならず、パーティーメンバー全員に対するオーバーキル行為をしたものとして判断いたします。

弊チームとしては、xyoshio選手が弊チームに所属する前の行為であるとしても、いちeスポーツプレイヤーとして不適切な行為をしていたものとして、後述の判断の基準として考慮いたしました。

⑵ 某ストリーマー様に対しての暴言について

【結論】

xyoshio選手が、某ストリーマー様に対して暴言を行っていたことは事実です。

【判明事実】

xyoshio選手は、2021年末頃、複数名が、コミュニケーションツールアプリ「Discord」(以下「Discord」といいます。)の複数人同時通話システム(以下「トークルーム」といいます。)上で、コンバーター、マクロの使用を疑われていたプレイヤー(以下「某プレイヤー」といいます。)に対して、非難的な発言をしていたことを認識しました。
しかし、xyoshio選手は、当時某ストリーマー様を含むトークルーム(以下「本トークルーム」といいます。)には参加しておらず、後日、某プレイヤーから、会話内容等の説明を受けました。その際、xyoshio選手は、某プレイヤーから、本トークルームへは、某ストリーマー様から招待されたことから参加したこと、某ストリーマー様が某プレイヤーに対して、発言もほとんどしていなかったこと、暴言等を発していなかったこと、某ストリーマー様が途中で本トークルームから退出していたことを聞いていました。

某プレイヤーから本トークルームでの会話内容を認識したxyoshio選手は、某プレイヤーに対する非難が過剰であるものと考え、本トークルーム参加者へ意見・抗議することとしました。xyoshio選手は、本トークルーム参加者について、某ストリーマー様以外正確に認識していなかったことから、記憶として強く認識していた参加者である某ストリーマー様へ感情、暴言内容を含めたTwitterダイレクトメッセージを送信しました。

かかる状況のもと、xyoshio選手は、某ストリーマー様に対して、本トークルームでの会話内容に関する意見・抗議を、暴言等の感情を含めた形でTwitterダイレクトメッセージを送信してしまいました。

【弊チームの見解】

上記判明事実に鑑みると、xyoshio選手は、誰に対して、本トークルームでの某プレイヤーに対する暴言を含む発言に対する意見・抗議をするべきであったのか判然としていなかったことから、xyoshio選手が本トーク参加者のうち、記憶として強く認識していた人物である某ストリーマー様に対して、暴言を含む感情的なTwitterダイレクトメッセージにて意見・抗議をしてしまったということが判明しました。

確かに、トークルーム参加者以外の者が、トークルームの内容について意見・抗議をする場合、発言者に対して、意見・抗議を述べるのが通常でございます。

しかしながら、トークルーム参加者以外の者は、トーク参加者に対して、参加していないトークルームでの会話内容について意見・抗議をする場合には、発言者の確認作業を正確に行うべきであると考えております。
また、発言者が把握できない状況で、参加者の1人に意見・抗議をする場合には、状況の確認、意見・抗議対象者の参加状況等をあらかじめ確認の上、先入観のない客観的な意見・抗議をするべきであると考えております。
弊チームは、適切な方法及び内容以外での意見・抗議は、社会通念に照らし、非難に相当するものと判断しています。

xyoshio選手は、某プレイヤーより、本トークルームの参加方法、会話内容を把握するに至っていますが、記憶として強く認識していた某ストリーマー様へ連絡を行ってしまったとのことでした。
そのため、xyoshio選手は、まずは、某ストリーマー様に対し、発言者に関する当時の状況、某ストリーマー様の本トークルームでの発言状況等を正確に確認し、先入観のない客観的な意見・抗議を述べるべきであったものといえます。

しかしながら、xyoshio選手は、某ストリーマー様に対し、上記確認をすることなく、社会的に不適切な言葉を使用し、某ストリーマー様が非難的な発言をしたものであるかの如く、自身の感情に基づき、一方的な意見・抗議をTwitterダイレクトメッセージで送信してしまいました。

上記xyoshio選手の言動は、インターネット・リテラシーに欠けるものであるとともに、調査確認不足に基づく社会的に不適切な言動であり、ひいては、eスポーツプレイヤーとしても不適切な言動であったことは否めません。

弊チームとしては、xyoshio選手が弊チームに所属する前の行為であるとしても、いちeスポーツプレイヤーとして不適切な行為をしていたものとして、後述の判断の基準として考慮いたしました。

⑶ 某ストリーマー様のなりすまし行為を行っていたプレイヤーとの共同プレイについて

【結論】

xyoshio選手が、某ストリーマー様のなりすまし行為を行なっていた事実はございません。
なお、xyoshio選手のフレンドが、某ストリーマー様のなりすまし行為を行っていたことが判明しました。

【判明事実】

xyoshio選手は、2021年末頃、xyoshio選手のフレンドと一緒にプレイをしていた際、上記フレンドが某ストリーマー様と同じプレイヤーネームを使用していたことを認識いたしました。
しかしながら、xyoshio選手は、上記フレンドに対し、注意せずそのままプレイを続行(3試合程度と記憶)しました。そして、xyoshio選手は、ゲーム中、上記フレンドがeスポーツプレイヤーとして不適切な行為を行ったことを認識しました。

かかる事実については、某ストリーマー様及び当時ストリーマー様が所属していたチームからの報告によって判明した事実であり、その後、当時xyoshio選手のパーティーメンバーの一人は某ストリーマー様へ謝罪を行っています。しかしながら、現在まで、xyoshio選手は、某ストリーマー様に対し、謝罪を行っていない状況です。
かかる事実につき、xyoshio選手に事実確認及び調査をしたところ、xyoshio選手は事の重大性を理解しておらず、謝罪を行わないまま現在に至ってしまったとのことでした。

【弊チームの見解】

上記判明事実に鑑みると、xyoshio選手は、なりすまし行為をしていないことが判明しました。

しかしながら、なりすまし行為は、客観的には、なりすまし対象プレイヤーが行動したものと評価される危険があり、ひいては、直接なりすまし対象プレイヤーに対し、非難が集中する可能性のある行為であります。
そのため、弊チームは、なりすまし行為そのものを非難することは当然のことならがら、なりすまし行為を注意せず、黙認した行為もなりすまし行為を助長する行為として非難に相当するものと判断しています。

xyoshio選手は、上記フレンドに対し、某ストリーマー様の評価に関わることであることを示し、なりすまし行為を控えるよう注意すべきであったにも関わらず、かかる注意をせず、プレイをしました。

上記xyoshio選手の行為は、上記フレンドのなりすまし行為を黙認し、なりすまし行為を助長するものであるとして、非難されるべきであるといえます。

弊チームとしては、xyoshio選手が弊チームに所属する前の行為であるとしてもいちeスポーツプレイヤーとして遵守すべき行為を実施していなかったものとして、後述の判断の基準として考慮いたしました。

⑷ 某ストリーマー様に対して、ゴースティング疑惑について

【結論】

xyoshio選手は、ゴースティング行為を行っておりません。

なお、xyoshio選手のフレンドが、某ストリーマー様に対するゴースティング行為と思われるような行為を行っていたとの事実が判明いたしました。

【判明事実】

上記フレンドは、前掲⑴のオーバーキルの反応を確認するため、某ストリーマー様のライブ配信をキル後に閲覧しておりました。
また、上記フレンドは、某ストリーマー様の反応に対し、コメントをするなどをし、某ストリーマー様に不快な想いを抱かせました。
実際、ゲームプレイ中は、ライブ配信を閲覧していなかったことが判明しました。

【弊チームの見解】

上記判明事実に鑑みると、xyoshio選手及びフレンドらは、ゴースティング行為をしていないことが判明しました。

eスポーツは、プレイヤー間の公平性を目的とするものであるところ、一部のプレイヤーに有利な条件があってはならないものでございます。APEXは、現在世界的にeスポーツタイトルとして認められてきているところ、弊チームは、プレイヤー全体で公平性は遵守しなければならないものと判断しています。
そのため、ゴースティング行為をすることのみならず、ゴースティング行為に該当する可能性のある行為は、一切実施しないようプレイヤーが心掛けるべきであると考えております。
また、eスポーツプレイヤーとしては、ゴースティング行為を実施している疑いがあるプレイヤーに対しては、ゴースティング行為を控えるよう注意するべきであると考えます。

xyoshio選手及び上記フレンドらは、同一のパーティーでプレイをしていたことから、パーティーの一人でもゴースティング行為の疑いがあるのであれば、パーティー全体がゴースティング行為の疑いを受けるのもやむを得ないものといえます。
また、当時、xyoshio選手は、上記フレンドらへゴースティング行為の疑いがある行為を控えるよう注意するべき立場であったにもかかわらず、一切注意をしていませんでした。

弊チームとしては、xyoshio選手が弊チームに所属する前の行為であるとしても、いちeスポーツプレイヤーとして遵守すべき行為を実施していなかったものとして、後述の判断の基準として考慮いたしました。

⑸ xyoshio選手の某ストリーマー様に対しての個人的な攻撃について

【結論】

2022年11月9日、「xyoshio選手に関するご報告」発表後に、xyoshio選手が某ストリーマー様に対して、攻撃的なツイートをしてしまったことは事実です。

【判明事実】

弊チームは、2022年11月9日、「xyoshio選手に関するご報告」を発表しました。
かかる発表を受け、某ストリーマー様は、弊チーム事実確認及び調査中であった本報告内容に関する被害声明のツイートをし、これに対し、xyoshio選手が、被害声明に関するツイート内容とは異なる事情をもって対抗する場面がございました。
なお、その後、xyoshio選手は、上記ツイートが問題あるものと自認し、即座にツイート削除をしました。

【弊チームの見解】

弊チームとしては、当時、本報告内容は、事実確認及び調査中の事項であったことから、情報発信をしないよう連絡していたところでありました。

しかしながら、xyoshio選手のツイート発信については、弊チームからの連絡が不十分であったものと認識しております。
選手の行動についての管理は、チーム運営としての最大の責務であると、弊チームは自負しているところ、改めて連絡方法、コミュニケーションのあり方をチーム全体で検討する必要があるものと考えております。

某ストリーマー様に対しては、本件報告と関係のない事情を持ち出してしまったことについて深くお詫び申し上げます。
弊チームとしては、xyoshio選手の今回の言動については、今一度厳重注意をするとともに、後述の判断の基準として考慮いたしました。

④チームの判断

弊チームは、当時 xyoshio選手が行った言動及び2022年11月9日の言動に関して、到底許されない行為であると思慮しています。

現在、xyoshio選手は、当時プロeスポーツプレイヤーになることを全く想定しておらず、eスポーツに関する規約やマナー等に関する認識が低かったことを認識し、また、今回においてはプロeスポーツプレイヤーとしての自覚を欠く言動であったと、深く反省し、二度とプロeスポーツプレイヤーとして不適切な行為に及ばないことを堅く決意しております。

上記xyoshio選手のプロeスポーツプレイヤー転向後の態様及び今回のツイートに関する自発的に削除対応をした態様に鑑み、弊チームは、xyoshio選手に関して、今後同様の問題が発生する可能性は低いと判断し、xyoshio選手との契約解除は行わないと判断いたしました。

また、今回の調査で具体的に判明した上記の行為は、弊チームだけでなく他のメンバーやAPEXというゲーム全体の信頼低下につながることから、前回発表の処分を改め、今後3ヶ月間の給料を60%カット、split1の賞金全額カットの処分を下す方針です。

なお、弊チームは、上記xyoshio選手から、本件の事実確認及び調査において述べたことに虚偽のないことの誓約を受けております。
以後xyoshio選手が、上記誓約に反し、eスポーツプレイヤー及び社会通念に違背する行為に及んだ場合には、さらなる厳重な処分を下す方針であることを付言させていただきます。

⑤今後の対応

前回の発表同様、改めてとなりますが、今回の状況は、弊チームがxyoshio選手の加入までに、xyoshio選手のTwitterアカウント及びプレイヤーとしてのキャリア、経歴等の調査が不十分であったことに起因しているものと考えています。

また、私たち運営側の問題認識が甘く、対応の速度に問題があったことも大きな原因でございます。

その結果、ファンの皆様をはじめとし、各方面の方々に多大なるご迷惑をおかけし、UNLOQへの信頼を損なうような一件となってしまいました。

今後は、二度とこのような事態を招かないためにも、問題解決へスピード対応を行うことや選手加入の際、過去の行為や交友関係等詳細に調査し、選手の採否を判断する方針です。

また、弊チームは、弁護士と連携し、組織内部における管理体制等を強化し、再発防止策を実施してまいります。